奇遇

昨日は高尾の森づくりの会の定例作業に参加し間伐作業を行った。
ここでは、チェンソーは使わないのがルールで、手鋸で切れる程度、つまり太くても18㎝程度の木までが対象となる。
マニラロープを掛け、数人がかりでゾッコンゾッコンと鋸を挽いて伐倒する。
さながら古式施業保存会のような光景で、皆さん楽しみながら作業していた。

終わりがけにヘルプ要請があった。
林業用語で「掛り木」と呼ばれる状態で、さほど太くは無いが幹がS字状に大きく湾曲した木が、3方向から隣接木に取囲まれ、枝がからんで倒れない事態が発生していた。けっこうシビアな掛り木だ。

古式施業法では対応が困難だったので、得意のスローラインを用いて、8mくらいの高さに自慢のダイニーマ・ロープを掛けた。本来なら10m以上の高さにかけたいところだが隣接木の枝が絡まっていて、やむなく8mに留まった。
ついで動滑車を用いた三倍力システムを作設して引っ張ったが、倒れない。
隣接木の枝に阻まれて倒れないようだったので、方向を少し変えて引いたところ、あっさりと倒れてくれた。
スローラインと三倍力システムの威力を改めて確認できた。

夕方から忘年会。
半年くらい前に入会したYさんと話をする機会があった。Yさんは一見してアスリートとわかる優れた体格の持ち主で、自転車やマラソンやウルトラマラソンやトレイルランをやっているとのこと。
話は、マラソンやトライアスロンの話からウルトラマラソンの話になった。
そして夜叉ケ池伝説マラニックに話題が及ぶと、驚いたことに、偶然にもYさんのルーツは岐阜県の坂内村だった。坂内村こそ夜叉が池の所在地であり、マラニックのコースにもなっている。
あまりの偶然に自分も驚いたし、Yさんも驚いたようだ。
奇遇とはこのことだ。
是非、Yさんには夜叉が池伝説マラニックに参加してほしいものだ。

今日はグリーンセンターに出かけ、木工作業に従事した。
今取り組んでいる製品は、勤務先である障がい者施設で用いる特殊マット用のハンガーだ。
思ったより難しく時間がかかるが、年内には完成させたい。
自分で間伐した丸太を板に挽き、製品に加工するまでの長い工程を、全て自分の手で行うことができる、という環境はそうザラには無いだろう。工作好きにはとても恵まれた環境だ。

数十年も生きてきた間伐材が山に放置されて腐朽しているのが現状だが、自分の手で生かすことができるというのは、とてもありがたいことだと思う。

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この記事へのコメント

muhminmama
2014年12月17日 07:58
毎回拝読させて頂いておりますが、
コメントはご無沙汰で、申し訳ございません。

近所の20aくらいはあったでしょうか、里山の木々が
重機とチェーンソウを使い、
1日であっという間に切り倒されるのを見ながら、
これを山地で、人力で、しかもボランティアで行ってらっしゃるたかはちさまのご苦労を思いました。

しかもその木を使って、
障がい者の方のためのものを手作りして役立てていらっしゃる・・・
敬服です!!!!

坂内村ですか・・・・
今は一面雪景色でしょうね。
関東も寒いです。
Y様ともに、どうぞお身体お大事に今後もご活躍ください。







2014年12月18日 23:33
muhminmamaさま、ご無沙汰しております。
全国的に早めの寒波が襲来していますが、義母の体調不良の看病に行っていた妻が、大垣の雪に悲鳴を上げて帰京してきたところです。この冬は厳しいかもしれません。
私は楽しいから山に行くのであり、趣味の園芸かガーデニングに没頭している人と同類だと思っています。木工を趣味にする人も多いようですが、グリーンセンターは木工作業にも天国のような環境なので楽しんでやっています。
丸太を製材すると現れてくる木目はとても美しいものです。眺めていると木には尊厳があると思うようになりました。

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